設立趣旨

 私たちの国では高齢化社会が進み、高齢者夫婦だけの世帯や高齢者の一人暮らしの世帯が増えています。このような高齢者の中には、財産を適切に管理できずに、悪質な業者から財産を狙われる方もいらっしゃいます。また、相続についての対策をきちんととることができずに、結果として相続人の間で遺産トラブルになってしまうこともあります。
 このような事態を避けるために、様々な法律上の制度が用意されていますが、残念ながらそのような制度が有効に活用されているとは言い難いのが現状です。例えば、遺産トラブルを避けるためには、公正証書遺言を作成しておくことなどが考えられますが、この制度の利用は進んでいるとは言えません。
 これからはさらに高齢者の方が増えますから、このような法律上の制度を広く一般の方々が有効的に利用できることが期待されます。私たちは、財産の管理や遺産相続についての法律上の制度を広く一般の方々に利用してもらうためには、そのトラブルが発生する前に、それらの法律に詳しい専門家に相談することが必要であり、また、そのような専門家に相談するためには、専門家に気軽に相談できる環境が必要であると考えています。
このような問題意識のもとで、私たちは、次のようなことを目的として「遺言・相続・財産管理支援センター」を設立致しました。
 すなわち、① 講演会や研修会などを通じて専門家を育成し、一般市民の方々に法律知識を普及させるとともに、② 一般市民の方々が、財産管理や遺産相続についての専門家を必要としたときには、その方々に対して適切な専門家を紹介する。③ ①②を通じて、一般市民の方々が、より豊かな老後の生活をおくれるようにするとともに、相続に関して避けうる争いを未然に防止し、もって社会福祉の増進に寄与することを目的としています。